1回目の受精結果が良くなかったので2回目の受精は顕微授精にしました。
(先生の言う通り最初から顕微にしてたら1回目の結果はもう少し良かったのかもしれません)
顕微なので先生からヒアルロン酸成熟精子選別法とカルシウムイオノフォアという補助的なものを勧められました。
これが最後にしたいという思いもありどちらも付けました。
ヒアルロン酸成熟精子選別法とは「顕微受精をより自然に行うために開発された精子不動化用メディウム」だそうです。
「?」って感じですが、卵子における透明帯の主成分がヒアルロン酸で、成熟精子はヒアルロン酸に付着するレセプターを持っていて卵子に貫通して受精が起こるが、未成熟精子はレセプターを持っていない。
なので未成熟精子を顕微で授精させないよう、DNAの状態が良好で染色体異常の起こりにくい精子を選別して授精できるようにするためのようです。
通常の顕微授精は精子の運動性や奇形性で選別するようですが視覚的な選別だけでは精子が保持するDNAの損傷がわからないため染色体異常による異常受精リスクを回避できないとのことなので、それなら付けたいと思いました。
費用は顕微授精数1~5個なら20,000円、6個目以降は5個単位で+5,000円と書かれていました。
妊娠率においては有意な差は出なかったとされていますが、良好な成績(受精数?)がでたという報告があるそうです。
ただしリスクもあるそうで、精子の選別に時間がかかることによる悪影響(運動率や運動性の低下など)や精子の状態によっては成熟精子を選別できずヒアルロン酸に結合しない精子を顕微授精させてしまうということもあるようです。
カルシウムイオノフォアとは、細胞膜のカルシウムイオンの透明性を亢進する物質の総称で、卵子の活性化を起こすためのものだそうです。
顕微授精の場合は卵子に針を刺して精子を注入した時点で卵子が活性化するが、膜融合からPLCζ放出がバイパスされるため、卵子の活性化に必要なカルシウムの上昇が不十分になることがあり、その際に有効なのがカルシウムイオノフォアだそうです。
卵細胞質内のカルシウム濃度を上昇させる薬剤で、その作用により顕微授精後の卵子活性化を誘導するそうです。
カルシウムイオノフォアの費用は1~20個で20,000円でした。21個目以降は1個ごとに+5,000円と書かれていました(1回で20個以上顕微授精する人は殆どいないと思いますが…)。
顕微授精でヒアルロン酸成熟精子選別法とカルシウムイオノフォアを付けた2回目の結果は
採卵数(顕微授精数)10個に対し分割した胚は7個、移植可能な胚は3個でした。
まぁ1回目のふりかけ受精のときよりはよかったけど採卵も10個できたのに3個かぁ~という感じはありました。
今回は全て3日目胚なのでステージ7が2個、ステージ6が1個でした。グレードは2が2個、3が1個でステージ7のグレード2がその中では一番良好なのようなので、その胚を新鮮胚移植することになりました。
あとの2つは凍結保存になり、凍結胚があと2つあるということはもし今回が駄目でもあと2回チャンスはある!という気持ちで前回より精神的には楽だったように思います。
2回目の胚移植については次回書きたいと思います。
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