不妊治療で漢方を始めてみたときのこと

妊活

去年(2019年)の春先、通っていた鍼灸院の斜め前に漢方薬局があり「子宝相談!」の看板が目に入ったので自然妊娠を目指していた私は引き寄せられるようにその薬局に入っていきました。

商店街にあるその薬局はかなり古く、中から70代くらいの女性が出てこられました。

「すみません…今妊活中で、お店の前の子宝相談を見てきたのですが…」と伝えると「これに記入してもらえる?」と言われ氏名、住所、生年月日と問診票のようなものを記入しました。

その間に小さな紙コップにこげ茶色のお茶を出していただいたので、そのお茶を飲みながらお店の方と色々話しました。

今までの検査の結果や基礎体温を知りたいと言われたので、次に持って来る話をしました。

その日は今までの不妊治療の経過を話したり、舌の状態を見てもらったり、顔色を見てもらったりで妊活に効果のある漢方を色々勧められましたが、保険のきかない漢方は想像以上に高く、婦宝当帰膠という薄めて飲むシロップのようなものを購入しました。

婦宝当帰膠は頭痛、肩こり、貧血、腰痛、腹痛、めまい、のぼせ、耳鳴り、生理不順、生理痛、冷え症など婦人科系に効くようでしたが更年期障害のお薬でもあるようです。

300㎖で5,000円くらいしました。そのシロップがそのとき紙コップでだしていただいたお茶でした。

お湯で割ると飲みやすかったし、冷え症や月経不順になんか効果ありそうだし、これで妊娠に近づくかもしれない!

そんな思いで早速1ヵ月始めてみることにしました。

次からは毎回予約をとってからでないといけないと言われたので、シロップがなくなる前くらいに予約をして中野レディースクリニックでの不妊治療の検査結果の紙を持っていきました。検査結果の紙はコピーをしてから返されました。

基礎体温は「カラダのキモチ」というアプリを使っていたのでそれを見せました。

でもお店の方はお婆ちゃんなのでなんか見づらそうでした💦

高プロラクチン血症の気があると言われた話をすると、「基礎体温がガタガタなのはプロラクチンの人によくあること」と言われました。クリニックでは確かカバサールとかいうお薬を処方されたと思いますが、漢方では「炒麦芽」というお薬が効くと言われました。

カバサールという薬はけっこう強めのお薬のようなので、漢方でプロラクチン血症の治療ができるのはいいなぁと思いました。麦芽を炒っただけなら副作用もなく体にも優しそうだし🍀

私は前回購入した婦宝当帰膠がなんとなく良かった気がしたので、またそれを購入しようとしたのですが「20代くらいの人ならこれで妊娠できるけど、あなたは別のものの方がいいわね」と言われ、芎帰調血飲第一加減というものを処方されました。私の場合、血を増やさないといけないらしく、血の巡りを良くして手足の冷えも改善してくれるこのお薬が合っているそうです。

あと、双料͡杞菊顆粒という漢方も処方されました。腎と肝の調子を良くする作用があるそうです。

3種の漢方を購入すると1ヵ月分で2万円くらいしましたが、時間もなく早く妊娠したかった私はこの3つの漢方を始めることにしました。

漢方は効くし身体にやさしいし、本気で漢方を始めれば結果がでるような気がしていました。

翌月も同じものを購入しました。

漢方を始めてから3ヵ月くらいした頃、鍼の先生に「胃の調子がかなりヤバイね」と言われました。

そのときはあまり自覚はありませんでした。

7月頃で暑い時期でもあったので「夏は胃の調子があまりよくないんです~。ストレスが酷かった25歳くらいの頃は全然食べれなくて胃腸炎になったり点滴したり胃カメラ飲んでガスターがないと生活できないくらいだったんで~。でも最近は夏でもモリモリ食べれて20代の頃の私を知ってる子達にはびっくりされるんですけどね(笑)」みたいな話をしていました。

いつもは不妊治療のための鍼で、足と手に鍼をすることが多かったのですが、先生から「これじゃあ妊娠は無理よ~」と言われ胃に直接鍼を刺されました💦

確かに胃に鍼をしてもらった後は少し楽になった気がしました。

その後、毎週通っても舌はかなり白いままで、自分でも自覚するくらい胃の調子が悪くなっていきました。

ここ数年は夏でもちゃんと食べれてるし、胃の調子も悪くなかったし、なんでだろう…と思い返したとき、その前の年と違うことといえば漢方かな…と思い漢方の袋を見てみました。

すると双料͡杞菊顆粒の一使用上の注意一の相談することのところに「胃腸が弱く下痢しやすい人」と、一服用後次の症状があらわれた場合一副作用の可能性があるので直ちに使用を中止しこの文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。のところに「胃部不快感」とあったので次に漢方薬局に行った際そのことを説明すると「あ、合わなかったのね。杞菊はやめた方がいいわね。じゃあ、こっちがいいわ。」と次は心脾顆粒という方を処方されました。

毎月漢方で2万くらいかかって、胃の調子を悪くして…だんだん薬剤師の方に不信感を持つようになりました…。

その後近くの内科に行って胃カメラの検査をしてもらったら、逆流性食道炎、びらん性胃炎、小さなポリープがみつかりました。ポリープもその場で切除して病理検査に出しましたが良性のもので心配はありませんでした。

飲み薬を処方されたので漢方はやめて、処方されたお薬を飲んでいたらしばらくして良くなってきました。

内科でも検査と処置で2万円くらいかかったし、だんだん漢方を続ける気がなくなっていきました…。

また胃腸の調子が悪くなるのも怖かったし…。

あと芎帰調血飲第一加減という漢方の添加物にアスパルテームが入っていたことも気になりました。

多分私の体質に合わないものを飲んでいただけで、漢方で良くなった方も沢山いらっしゃると思います。

私も漢方はいい!って認識しかなかったので、今回試してみて合う、合わないがあるのかも知れないと思いました。

今も最後に購入した漢方がまだ大量に残っていて捨てることができずに保管したままですが、そろそろ使用期限も切れるので処分しようと思います。。

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