今年の夏、毎日虫刺されの跡ができていました。
7月中旬頃からで、最初はダンナさんが数か所刺されていました。
その数日後から私も数か所刺されるようになり、だんだん痒くなっていきました。
蚊がいるような気配はありませんでしたが、ベープマットも使用しました。
改善される気配はなく、毎日刺されていることにだんだんストレスと恐怖が湧いてきました。
今までダニに噛まれた記憶はありませんが、湿気が多い時期でもあったし、これはダニかもしれない!と思い、掃除も念入りにしましたが改善されませんでした。
布団乾燥機のダニモードも使用しましたが変わりませんでした。
ダニを駆除する薬剤やシートなどを沢山買ってベッドやソファに置きました(手や首も噛まれるのでソファーではないような気もしていましたが)。駆除のスプレーもかけまくったし、掃除もいつもよりかなり念入りにしました。
それでも朝起きると4か所くらい刺された跡が増えていたり痒かったりするので、ダンナさんはアレルギーだと言い出しました。
私も皮膚科で診てもらい、「アレルギーですか?」と聞きましたが、「これは虫刺されですね」と言われ、塗り薬を処方されました。
蚊に噛まれたくらいでは塗り薬を塗ったことはなかったのに毎日処方された薬を塗っていたので、かなりの痒みがあったと思います。
もうこれ以上どうすればいいのかもわからないし、途方に暮れていた時にテレビで「この時期要注意の虫」の特集をしていて、ダニやトコジラミの話がでてきました。
そして「毎日虫に刺される」でネット検索していたときにもトコジラミの記事を見つけました。
ダンナさんが仕事から帰ってきたときに「今日テレビでやってたんだけど…」とトコジラミ(南京虫)の話をすると、「南京虫って、なんか聞いたことあるな~」と言ってそこからネットで色々調べ始めました。私はテレビを見ていたとき、まさかトコジラミはないだろう(と思い込みたかったのかも)と思っていました。
でも、その後ダンナさんの口から「これかもしれない!」と言われました。
ベッドのシーツに私の方にもダンナさんの方にも1か所だけ茶色のシミがあったこととか。2センチくらいの細いもので、たしかに血を擦ったような跡に見えました。
あとは一度に同じところを数か所刺されるとか。
それが8月上旬の話でした。
ダンナさんはネットで駆除業者を探して、「ここどう?直ぐにでもきてもらおうか。」と言いました。
トコジラミの駆除は20~30万円くらいかかるようでした。
その中でも安めで実績のありそうなところに連絡しました。
コロナの時期でもあったし、直ぐに来てもらえるかわかりませんでしたが2日後に来てもらえることになりました。
ちょうどお盆休み前だったので、直ぐに来てもらえることは助かりました。
それまでの2日間、まだわからないけどきっとトコジラミがいるという恐怖を抱えながら寝ました。
だいたい午前2時から4時頃にでてきて吸血するそうですが、明るいとでてこないとネットに書かれていたのでアイマスクを買って部屋の電気の明るさを下げて寝たりしました。
やはり明るいと熟睡できないので、電気を消して足元だけ100均で買ったライトを点けて寝ましたが、その程度の明るさでは無理なようでやっぱり刺されていました😥
業者にはダンナさんが連絡をしてくれましたが、業者の人に色々聞かれたそうです。
「海外出張や海外旅行をよくされますか」とか。
そもそもトコジラミ(南京虫)とは海外から入ってきた吸血虫のようです。
かなり昔にも日本で流行ったそうですが、最近でも都心部などで増えているそうです。
海外から来た人がスーツケースや服などに付いた状態で持ち込んでしまうのか、日本のホテルなどに泊まって、そこでまた繁殖してそのホテルに泊まった人の持ち物などに付いて家に持ち帰ってしまうこともあるようです。
なのでダニのように自然に湧いてくるのもではないようでした。
あと、トコジラミだった場合部屋全体に専用の殺虫剤を撒くそうですが、寝室のものを他の部屋に移動しないように言われました。他の部屋に虫が移動してしまうのを防ぐようです。
業者が来る前に自分たちで殺虫剤を撒くことなども止められました(トコジラミ用の殺虫剤はあまり売っていないようで、ダンナさんが調べて買ってきていました)。
成長したトコジラミは7mmくらいの大きさになるので(薄さは紙1枚分あるかないかくらい)目に見えますが、小さいものは目にみえないくらいの大きさのようです。
2日後、私は出社でダンナさんがコロナで会社が休みになり家にいたので対応してくれました。
お昼くらいにlineがきましたが、やはりトコジラミがベッドの下にいたそうです😱😱😱
2匹と抜け殻が見つかったと言っていました。
もしいたらベッドは処分してと言っていたので、業者の方に「ベッドはどうされますか」と聞かれたとき「処分します」と言い、ダンナさんは直ぐに粗大ごみ業者に連絡し、ベッドはマットを裂いて中にいないことを確認し、殺虫剤をかけて付いていないことを確認してから粗大ごみ置き場まで持って行ってくれたそうです。
あとは寝室にあったクローゼットや衣装ケース、テレビ台やカーテンなどに殺虫剤を撒いて業者は帰ったと言っていました。
業者の方が家に来られた時、まずリビングや物置部屋のトコジラミが居そうなところを色々確認してくれたようですが、リビングや物置部屋にはいないようだということで、一番いる可能性のある寝室に入ってベッドを上げたときにみつかったようです。
なので寝室以外は殺虫剤を撒きませんでした。もし全ての部屋にいたら20万円以上かかったようですが、寝室のみだったので7~8万くらいで済みました。
(マンションより戸建ての方が色んな部屋に繁殖しやすいそうです。畳の部屋もトコジラミが隠れやすいので要注意だとか。)
それでもかなり痛い出費でした。
マンションの更新代や不妊治療の出費も重なり、ボーナスは飛んでいきました。
今回の出費は旅行などに行くために貯めていたレジャー費から捻出しました😭
とりあえず3日くらいは寝室に入れないとのことだったので、その日は二人でリビングのソファで寝ました。
翌日からダンナさんは友人と泊まりで釣りに行く予定だったので釣りにでかけたためリビングに一人で寝ていましたが、ずっと不安と恐怖の毎日でした。
一人でリビングで寝ているときにもし刺されたらどうしよう…。というのもあったし、ソファーだと寝返りもできないし、暫く睡眠もちゃんととれていなかったと思います。
ダンナさんが釣りから帰ってくるまで寝室には怖くて入れませんでした。
ダンナさんが帰ってから二人で寝室の掃除を始めました。
トコジラミは1回の駆除ではなかなか絶滅しないそうです。
殺虫剤を撒いてもどこに隠れているかわからないし。
寝室のものはどうしても残したいもの以外極力捨てることにしました。
本の間にも入るとのことだったので、読みかけの本も全て処分しました。
トコジラミは70度以上くらいの高温でないと死なないとのことだったので、衣装ケースやクローゼットの必要な服やカーテンは近くのコインランドリーで乾燥機にかけました。
それを持っていくのも二人で何往復もして、かなり大変でした。
あとスチームクリーナーで高温洗浄がいいと書いてあったのでケルヒャーも買いに行きました。
ホームセンターで2万円くらいしました。
掃除をしていたときに虫の死骸を1匹みつけたのでダンナさんに「これってもしかして…」と見せると「南京虫だ」と言っていました。茶色で1cmないくらいの大きさでした。
ケルヒャーで床の掃除なども終わってからニトリに布団を買いにいきました。
掛け布団なども処分したので、色々痛い出費が続きました。
その日は二人で寝室で寝ましたが、刺されることはありませんでした。
トコジラミは刺されて直ぐ腫れたりすることはなく、夕方くらいに赤くなってくることが多いようで油断はできませんしたが。
仕事が終わって夕方くらいに手に虫刺されの跡をみつけると、もう恐怖と落胆…といった感じでした。
家に帰ってお互いに虫刺されの跡を見せ合うこともしばしば…。
3日くらい経って、刺されなかったので「もうこれでいなくなったかも!」と喜んでいました。
もうそのときは既に今までに刺された箇所が黒くなった跡とか手や足に合計40箇所くらいありました。
夏なのに半袖を着ることも恥ずかしく、足にも刺された跡がかなりあるのでズボンで隠すようにしていました。
1週間くらい経って、ダンナさんがまた刺されました…。
あぁ…まだいるんだな。。と思い、二人でカーテンや床の隅々までまたケルヒャーで掃除しました。
暗くて狭い場所を好むそうなので、その辺りも重点的にしました。
だいたい同じところに集まる習性のようです。
トコジラミがいるかどうか調べるとき、壁紙や隙間に黒い汚れ(血糞)があるかどうかを探すようですが、家ではみつかりませんでした。
血糞がみつかったときにはかなり繁殖していることも多いようです。
ダンナさんが休みの日に床と壁の下にある段差のところを指でだどっていくとプチッと潰れて赤いものがでてきたらしく、1匹はそのときみつかりました。
トコジラミは1日に5匹の卵を毎日産み続けるそうで、夏の活動期間の間に500匹近く産んでしまうそうです。
なので、ネットで言われているように1回の駆除ではやはり駄目なようでした。
ダンナさんは「もう1回業者にお願いしようか。今度は別のところで」と言いましたが、もうこれ以上の出費等を考えると、「ケルヒャーで掃除しながら暫く様子をみたい」と言いました。
それから週末は毎週ケルヒャーで居そうなところを重点的に掃除しました。
その後2回くらいは刺されることがありましたが、見つけることはできませんでした。
ネットで調べると「トコジラミは数日に1度しか吸血しない」と書かれていました。
見つかったトコジラミは合計4匹くらいだったのに駆除まで毎日刺されていたということはもっといるのでないかとかなり不安になりました。
その後10月頃くらいからトコジラミがでてくることはなくなりました。
16度くらい?だったかな。それ以上気温が下がるとでてこなくなるようです。
ですが、氷点下でもトコジラミは生き続けられるそうなので、来年の夏頃にまた出てくるのではないかと不安です😥
私たちはいつトコジラミを家に持ち込んでしまったんだろう…。と色々考えました。
今年初めてでてきたので、去年の9月頃旅行したときなのか…。ANAのホテルに泊まったので外人さんも沢山いました。
帰ってからスーツケースを寝室で開けることはないので物置部屋の方にもいるのではないかと心配しましたが、いまのところその気配はありません。
(ちなみに、南京虫もパラジクロロベンゼンが苦手なようなので、スーツケースや旅行鞄に衣装ケース等に入れるパラジクロロベンゼンの防虫剤を入れておくのもいいそうです。)
ダンナさんが今年の7月頃釣りに行って帰ってきてからくらいに刺され始めたので、釣りに行ったときかな…と心配していましたが、その日は日帰りでしたし、自然の中にはいないそうなので、業者の方に聞いたときは釣りではないと思うと言われたそうです。
母には心配をかけたくなかったので言っていませんでしたが、もう暫くでてきていないので少し気持ちが楽になって年末に話したとき言ってみました。すると、母が小学生くらいの頃にお婆ちゃんの家でも出たことがあったそうです。
そのときは母は刺されていなかったようですが兄弟が刺されていて、押し入れから見つかったようなことを言っていました。
「どうやって殺したの?翌年は出なかったの?」と聞くと「お母さん達が学校に行っていた頃にバルサンをしたらしく、翌年以降はでなかったよ」と言っていました。
ネットでも見ましたが昔はバルサンで殺虫できていたようです。
ですが、最近のトコジラミはスーパートコジラミと言われるくらい強いようで、市販の殺虫剤やバルサンでは死なないと書いていました。
どうか来年以降出てこないことを切に祈ります( - 人 ー )
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